BUMP“66号線”の意味を考察
バンプオブチキンの「66号線」はアルバムCOSMONAUT収録曲です。
ラブソングのようにも聞こえますがこれは藤原さんの大切な友人へ贈った曲だということがわかっています。
それではこの曲にどんな意味が込められているのかを解説していきます。
BUMPのプロデューサーMOR氏に送った曲
バンプのプロデューサーであるMORこと森徹也さん、一度は名前くらいは見たことあるのではないでしょうか?
なぜ大切な友人がプロデューサーなのかというと、MORさんのラッキーナンバーが「66」なのです。
車のナンバーも66だったり、人形劇ギルドのDVDでも66ギルドというものが出てきます。
“これはある親友に向けて歌った唄なんですけど、その親友に縁の深い数字が「66」だから”
66号線の歌詞解釈
MORさんに向けて書かれた曲ということを前提に解釈していきます。
“聴かなきゃいけない話が まったく頭に入らないのは 愛されたくて必死だから
申し訳ないことだけど どうすることもできません あなたが聞けという 横で僕はこれを書いてる”
横でということは近くにいる人だということが読み取れます。
藤くんとMORさんのやり取りが頭に浮かびますね。
声を無くしたら僕じゃなくなる それでも好きだと言ってくれますか
会社の上司と部下という関係上、歌えなくなったら役に立てなくなってしまう。
それでも一人の人間として好きだと言ってくれますか?という意味にとれます。
どれだけ二人が親しい仲なのかが伝わってきますね!
もうラブソングといっても過言ではないです。
藤原基央の作詞方法
バンプオブチキンの藤原基央さんは作詞には特に時間を掛けることでも有名で、ロストマンという曲の作詞には9カ月もの時間がかかりました。
今回は藤くんの作詞方法についてお話します。
作詞に使う道具
ペン⇒コンビニで買ったシャープペンを使ってるそうです。特に良い万年筆を使ったりとかこだわりはないそうです。
ノート⇒こちらも特にこだわりはなくメモなども使うそうです。
ケータイ⇒ケータイにメモしていたのを見返したりするそうです。
作詞へのこだわり
曲と歌詞どちらから作るのかと言うと、特に決まっていないそうです。
ただ歌詞を書くときに「特定の言葉を使わない」という制限を付けたりすることもあるそうです。
例えばstage of the ground の場合「自由」という言葉を使わないように制限をかけていたそうです。
藤原さんの綴る歌詞はありきたりなものが多い。
しかしそのありきたりなものをどう表現するかが彼の作詞力の素晴らしさなのです。
歌詞を見ていると、毎回似たようなテーマが多いですが、緻密な言葉選びによって曲は表情を変えます。
同じ言葉が使われていることに対してインタビューでこう答えていました。
同じ人間が考えたものだから似たような言葉がでてしまうんです。
BUMPのゼロの歌詞の意味を解釈してみた
今回はBUMP OF CHICKENのゼロの歌詞の意味を考察していきます。
ゼロはバンプの中でも名曲という声がファンの間で広まっています。
それでは歌詞を見ていきたいと思います。
FF零式とのタイアップ曲
スクエアエニックスのファイナルファンタジー零式の主題歌として曲を提供したものですが、作者である藤原基央さんはゲームはプレイせずに設定資料だけを見てイメージが湧いたそうです。
藤原さんの作詞スタイルはタイアップ曲であっても決してその為だけに歌詞を寄せることはなく、FFの世界観と藤原さんの世界観が重なる部分をピックアップして書くそうです。
藤くんはゲームが好きでFFも大ファンであることは有名ですね。
ゼロの歌詞解釈
この曲の歌詞は難解な部分が多く最初はちんぷんかんぷんですが、初めにこう捉えてるとスッキリ歌詞が頭に入ってきます。
この曲は魂との対話である
そう考えるとサビの“終わりまであなたといたい”、“怖かったら叫んでほしい”などの意味が見えてきます。
曲を通して、話しかけるのは一方的なんですよね。つまり魂が自分の宿主に語り掛けている、しかし言葉をもたない魂は伝える術がない。
「虹」は死の入り口の象徴で、「麓」とあるので死の先へはいっしょに行くことはできない。
死んだら肉体と魂は別れてしまうからです。
そしてゼロへ戻る・・・
この曲は藤原さんの死生観を表現しているように感じました。
それにしてもこのラブソングのような表現力には心を掴まれてしまいますね。
BUMP OF CHICKEN天体観測の意味が判明した!
誰もが一度は聴いたことがあるのではないかと思うくらい有名な曲です。
しかしその歌詞の難解さにリスナーは何のことを歌った曲なのか意味がわからないと状態です。
わかっていることはラブソングではなく雨の唄であること。
こちらの方が書かれた「天体観測」についての歌詞解釈でその意味が明らかになりました。
こちらの記事を参考にして解釈をまとめたいと思います。
なにについて歌った曲なのか?
2分後の意味
2分後という言葉は2つに分かれた後と書きます。
なので2分経過して、今の自分が過去になってしまった。
つまり過去の自分と今の自分の二人に分かれたということ。
カタカナは比喩表現
イマ、フミキリなどあえてカタカナで書かれていることは比喩を表している。
天体観測とは
今を突き動かす自分の心を正体を知ること。
自分の存在を定義して型にはまること、しかしこれは不可能です。
人間は絶えず成長をして、周りの環境も絶えず変化し続けます。
見えない心を観ようとして、なぜ星に憧れるのかを実際に星を覗いてみるわけですね。
私の語彙力だと全然伝わりませんが、よかったら最初に載せたリンク先のサイトを読んでください。
藤原基央の半生が歌詞に影響している??
BUMP OF CHICKENの藤原基央さんの半生についてインタビューした記事がロッキンオンJAPANに掲載されたことがありましたが、その記事を参考に書いていきます。
周りと合わせない小学生時代
藤くんの小学校時代は自分の考えを曲げずによくクラスの子を泣かせてしまったりしていたそうです。
泣かせてしまうことを知っていたのでなるべく発言しないようにしていたのですが先生から発言しないことを指摘され、結局自分の考えで反論してしまいまたクラスの子を泣かせることに。
本人曰く、個性を尊重せずにみんなに合わせようとさせる学校教育に疑問を持っていたそうです。
道徳の時間に自分の思ったことよりも“指定された答え”を重んじる授業に疑問どころかこの考え危ないよ、と危機感を感じていたそうです。
中学~高校中退まで
本人曰く、中学はおとなしくしていた時期。
バンドも初め、初めて理解してくれる好きな先生もできました。
高校は1年生の秋頃に中退してしまいます。
周りと合わせたことで自分らしさということに気づいたんでしょうね。
ガラスのブルース誕生
学校を辞めたら社会人として見るという父親からの判断で毎月家賃5万円入れることに。
5万円も入れるくらいならアパート借りて一人で住んだほうがマシと思い東京に上京する。
そこで初めて親に生かされてもらっていたと気づき、生きていくことの大変さを思い知ったと語っています。
そこで生まれたのが「ガラスのブルース」という楽曲。
初めて日本語で書いて、伝えることの喜びを知ったバンプを代表する曲になりました。
歌詞にまさに一人暮らしで毎日が厳しくも力強く生きている様子が現れていますね。
BUMP OF CHICKEN歌詞の特徴や藤原基央の考え方
BUMP OF CHICKENの楽曲は歌詞に定評があることでも有名ですが、作詞者の藤原基央さんはどんな考え方、価値観をお持ちなのでしょうか?
歌詞には頻繁に使われるワードがありますがその狙いはなんなのでしょう?
今回はこれらについて考察しようと思います。
藤原基央の作詞方法
藤原さんは作詞が一番むずかしいと言っていました。
インストゥルメンタルだけの歌詞の曲ならたくさん作れるとも言っていました。
そんな藤原さんが作詞するときに考えていることをまとめます。
・歌詞に使わない言葉を決めて歌詞に制限をつけることがある
・自然と出てきた言葉が一番大事でそれが恥ずかしい言葉だろうとそれを使う
・一人の人間が考えたことだから、言葉やフレーズが似てしまう
また生や死についての歌詞が多く、ものがとに終わりがあることを重要視している。
また直接的に励ます応援歌ではなく、バンプが手を出して待っているからあとはお前が手を伸ばせば掴んでやる、と言ったどちらかというと自分で自分の背中を押す歌詞だと思う。
BUMP OF CHICKEN“PATHFINDER”の意味や目的について
画像:https://bumpofchicken-blog.net/より引用
現在ツアーの最中のバンプオブチキンですが「PATHFINDER」の意味や目的ってなんなんだろうって思いました。
PATHFINDERには開拓者とかそういう意味がありますが、そのタイトルにした理由があるはずです。
ツアーの目的に関しても今まで何も引っ下げないツアーなんてなかったので今回の目的はなんなのでしょう?
その2点にフォーカスして考えていきます。
PATHFINDERの意味は?
英語での直訳だと“開拓者、探究者”、元々の言葉の由来は火星探査機マーズ・パスファインダーから取ったとライブで発言されたそうです。
探究者と言う意味ではバンプは前からそうですね、新しい音楽への貪欲な姿勢が新曲が出るたびに感じられます。
ほんとに藤くんの底知れぬ能力には驚かされるばかりです、神と呼ばれるのも納得。
ツアーの目的は?
PATHFINDERはアルバムなどなにも引っ下げないツアーですので、やる曲、つまりセトリが予測不能であること。
固定曲もあるがライブ1日目と2日目とを比べると固定曲の方が少ないことに驚かされる。
ツアーへ持って行っている曲の総数は過去最多!!
いったいどれだけの練習が必要なんだか・・・
そしてライブステージにバンプ初の花道、でべそが設置されました。
藤くんはお客さんとの距離が近くなって嬉しいと言ってました。
そして曲のアレンジやらハンドマイクやら今までにない試みがたくさんありました。
これらをまとめると今回のツアーの目的はリスナーとの距離を縮めることではないだろうか?
まとめ
花道を設置したのもセットリストが新旧入り混じっていることもいろんなリスナーに向けた配慮ではないでしょうか?
また探求者と言う意味でも今回のツアーでかなり限界まで彼らの音楽を突き詰めたのだと思う。